中国料理では、食材に関しては食べ物の制限は殆どないに等しいとされるが、海の魚、とりわけ生魚は食べないともされる。
中国の食文化を表す場合、次のように例えられることがある。空を飛ぶものは飛行機以外、水に泳ぐものは潜水艦以外、二本足のものは人間以外、四本足のものはテーブル以外、全てを食べる(という内容の記述が開高健「最後の晩餐」にあったと記憶。要確認)。これは中華料理の多様性を示すものであることは言うまでもない。
重慶では猫肉料理があり、古来からの伝統として華南では犬肉や蛇を食べることもある。
モンゴル人の場合、その調理法に家畜の全てを利用するところで制限を受ける。
これは外部とのかかわりが薄い遊牧生活を続けるうえで、多くの物を自給する必要性があるからである。屠殺の方法として、血を一滴たりとも地面に落としてはならないそうである。
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チベットの場合、家畜(山岳地帯のためにヤクという牛の仲間がいる)は、荷物の輸送やバター(バターティーを飲む習慣がある)を作るための乳を提供するために必要であった。
その一方で、冬が訪れる前には羊やヤクをつぶして大量の干し肉を作り、冬に備える。冷涼な山岳地帯ゆえに、食肉として適用できる家畜が限定されてきたという事情は十分に考えられるが、とくに禁忌とするものの話は寡聞にして聞かない。